人にとって「痛み」はとても嫌な感覚ですよね。痛みがあると思い通りに動けなかったり、人によっては「また痛くなったらどうしよう…」「あの時と同じような痛みがでそうだな…」というように、痛みが恐怖や不安を生み、ストレスが溜まっているときと似たような体の反応を引き起こすことがあります。
また、逆にストレスがあると痛みが増す、ということがあります。「痛み」と「ストレス」は密接な関係にあります。
目次
- ストレスと痛みの関係について
- ストレスの種類
- 対策
- 当院でできること
- まとめ
ストレスと痛みの関係について
私たちの脳には、痛みが起きたときに、モルヒネに似た物質を出して痛みを抑える機能が備わっています。痛みがストレスとして認識されると脳の中の視床下部は興奮し、体は戦闘モードとなります。
視床下部は急性反応としてストレスから身を守るべく、交感神経活動を活発にし、血管を収縮させ血圧や血糖値を上昇させます。また、視床下部は免疫に関するリンパ組織の働きを抑制したり、胃酸分泌を活発にしたりするなど様々な反応を引き起こします。
本来、これらの反応は体がエネルギー供給を効率よく受けるために考えられたシステムです。ところが、常にこりや痛み、しびれなどの「嫌な症状・感覚」(=ストレス)があって、それを意識しすぎてしまうと、交感神経優位な状態が続くことになってしまいます。それによりノルアドレナリンが分泌され、痛みを感じる神経や受容器を刺激します。さらに痛みを抑制するセロトニンの神経の働きを阻害する為、痛みをより強く感じるようになってしまうのです。
また、血行不良や、免疫力の低下、便秘や胃もたれ、不眠などの自律神経失調症やストレス反応と同じような症状が出ることがあります。
【引用】https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/topics/149.html
https://www.ushioda.or.jp/archives/16478
ストレスの種類
「ストレス」と一言で言っても、実はストレスにも種類があります。ストレスは4つに分類することができます。
1⃣精神的ストレス
一番わかりやすく、皆さんが感じやすい「ストレス」が、この精神的ストレスではないでしょうか?人間関係(仕事・近所付き合い・親子関係・嫁姑問題など)や不安、恐怖、焦りなど精神的に「嫌だ」と感じるものは全てストレスになります。
2⃣構造的ストレス
本人の自覚はあまりないかもしれませんが、背骨のズレや体の歪み、悪い姿勢、内臓の機能低下などの身体の構造的な問題、不調も脳にストレスを与えてしまいます。
疲れたからマッサージに行ってみたけど、また辛くなる…という方は多くいらっしゃいます。何度も痛みや不調を繰り返す場合は、身体の歪みや姿勢などの根本的なところを見直す必要があるといえます。
3⃣化学的ストレス
これも体感しにくいものかもしれませんが、化学繊維などの衣類による皮膚への摩擦刺激、スマホやTV、電子レンジ等の電磁波、偏った食生活(栄養素の過剰・不足)、薬、添加物、タバコ、排気ガス、大気汚染など、身体に入ってくるもののストレスです。生活習慣を変えることである程度対処できます。
4⃣物理的ストレス
急に暑くなった・寒くなったなどの急激な温度差や、湿度が高すぎる・低すぎる、光がまぶしい、音がうるさい、などの環境も身体にとってはストレスになります。季節の変わり目に体調を崩したり、天気が悪いと痛みや不調が出たりする方が多いのも、このストレスの問題が一因になっています。「不快」に感じることが多いので、精神的ストレスにつながるといえます。
対策
痛みには段階があり、それぞれの段階に合わせた対応が必要です。
痛みが出たら~急性期~
怪我や、なにかのきっかけで痛みが強く出た場合。まず痛みが強い急性期は、炎症が起きている状態なので、とにかく冷やしましょう!氷を袋に入れたもの、氷嚢などで患部を冷やすのが一番良い方法です。
保冷材は冷たすぎるので低温やけどの危険があるためおすすめしません。冷感湿布も実は冷やす効果はありません。逆に患部を覆ってしまうので長時間使用していると熱がこもりやすくなります。冷たいと感じることで心地よさを感じ、リラックスできる、という点でいえば、一時的ではありますが精神的な効果はあるといえます。
痛みが和らいできたら~慢性期~
痛みの急性期を過ぎると、今度は慢性期に移行します。慢性期には炎症は起こっていません。患部が疲労し、機能不全に陥っている状態です。筋肉は硬くなり血行が悪くなっていて、疲労した患部に酸素と栄養が行き届かなくなり、その結果、重だるいような痛みが出るのです。この時期には温めたり、筋肉をほぐしたりして血流を改善させ、痛んだ患部に十分な酸素と栄養が行き届くようにしてあげることが重要です。
自律神経を整える
慢性期が長く続く人、痛みを繰り返す人は、なんらかの「ストレス」を抱えて痛みが出ているといえます。先述したそれぞれのストレス要因が積み重なって、自分の許容量を超えてしまった場合に痛みが出やすくなってしまいます。
1⃣だけでなく、2⃣~4⃣の「身体へのストレス」がないか、確認してみてください。逆に、これらのストレス要因を見直すことで、「痛み」が軽減する可能性があるということです。
また、痛みや不調を感じやすい人は自律神経のバランスが乱れやすい状態にあるといえます。交感神経優位な状態が続いているので、意識的に副交感神経優位な状況を作ると身体のストレスを減らすことができます。
・呼吸を整える(深呼吸をする)
・緊張した身体の筋肉をゆるめる(ストレッチ、半身浴 など)
・規則正しい生活をする(早寝早起き、バランスの良い食事 など)
・軽い運動をする(ウォーキング、ラジオ体操 など)
・骨盤矯正などの根本治療をする
【引用】https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/20195
http://www.ohda-hp.ohda.shimane.jp/106.html
当院でできること
当院では、2⃣構造的ストレスを改善することができます。
老若男女問わず、痛みが出ている多くの方が骨盤が正しく動いていない、正しく歩けていない状態にあります。それにより連結する腰椎、背骨、首、腕、脚、膝、足首などの関節の動きが出にくく、歪みやズレが生じ、痛みの原因となっているのです。
当院では骨格・筋肉・内臓・神経・頭蓋骨を整えて、頭と体を行き来する神経が正常に働くように整えます。神経の伝達が正常になると、正しく働いていなかった背骨・筋肉・内臓や自律神経・血液・リンパ・脳脊髄液・ホルモンなどの働きが正常に近づき、健康(痛みのない身体)になります。
施術によって痛みや痺れの改善はもちろんですが、関連して、神経や内臓の働きが正常に戻ることで、気持ちもすっきりし、前向きになれたりするので、自律神経失調症やホルモンバランスの乱れなどの婦人科系の不調にも効果が期待できるのです。
日常生活でのアドバイスもさせていただきますので、まさに「二人三脚」での治療です。一人で痛みに悩むのは辛さも増すものです。どんなささいなことでもご相談ください。痛みや痺れの根本的な原因を見つけて、治療していきます。一緒に健康になりましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
痛みがあるときはあまり動きたくないし、なにもしたくなくなりますよね。ですが、痛みを無理に我慢してしまったり、もうだめかも…と否定的になったり、「痛み」から逃げ続けるのも日常生活の質が低下してしまいます。「痛み」そのものがストレス要因となり、痛みを抑える脳の働きがますます低下し、さらに強い痛みを感じるようになる「痛みの悪循環」に陥ってしまいます。否定的な考え方をどこかで打ち切る必要があります。
自分の思考に気づいて変えていくことはなかなか難しいことかもしれません。ですが、「病は気から」という言葉通り、「痛み」がある状態を理解して、自分の身体に向き合い、目標を作って気持ちを前向きな方向にもっていくと、自然と回復力・自然治癒力があがり、よくなっていくことがあります。
痛みや痺れでお悩みの方、諦めずに当院にお越しください!そしてお越しいただく際には、ぜひ「絶対に良くなる!」「元気になるぞ!」「自分で自分の身体を治そう!」「痛みがなくなったら〇〇がしたい!」という前向きな気持ちでご来院ください(^^)
全力でサポートさせていただきます!!
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